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文の会ブログ

関連書籍

東大・文の会式 東大脳さんすうドリル 図形編【単行本】

田中としかね (著), 小田敏弘 (著)

出版日:2019年7月24日

目で見て手で触って、算数の「アウトドア体験」を味わおう!
一般的に「ドリル」といえば「制限時間内に処理できる作業能力を高めること」に価値をおいた「反復練習」を意味します。「計算ドリル」ならば、計算演習を何度も繰り返してオートマチックに答えが思い浮かぶようになることを到達目標とするでしょう。本書も「東大脳さんすうドリル」と銘打ってはいます。しかしながら、その目標も手法も「正反対」だといえると思います。なぜなら「どれだけ時間をかけてもかまわないので、集中力の続く限り、手を動かして問題に取り組み続ける」ことに価値をおいているからです。見たことのない問題を前にしたとしても、「習ってないからできない」とあきらめてしまうのではなく、むしろ「望むところだ!」とチャレンジできる、そんな子どもたちに育ってほしいという思いが「東大脳養成」という言葉には込められています。試行錯誤を続けて自分の力で解き方を編み出したときには、子どもたちは声をあげて喜びます。そしてそれは達成感とともに深く記憶に刻まれて決して忘れることがないということも、われわれはよく知っています。
「とにかく問題を解いてみよう!」と、自分から一歩を踏み出さなくては始まりません。そのためには、目で見て手で触って確認することを「当たり前の作業」として習慣にしてしまうことがポイントです。寝る前には歯を磨く、といった行動と同じように、算数の問題を解く際には、一つひとつ数え上げたり、図を描いたり、正解に至るまで試行錯誤を繰り返すのが当たり前、という感覚を身につけるのです。
今回の「図形編」は、その目標達成のための最適な教材であると自負しています。子どもたちが自分から試してみたくなるような仕掛けが随所に盛り込まれています。「図形」の問題では、形や大きさや、向き、位置関係を把握するために、実際に体験して確認することが必要だということが理解しやすいですから。不器用でも、自分の手で、やってみようとするお子さんの取り組みを、ぜひ応援してあげてください。
本書に付随する「赤いパネルシート」を使って「ああでもない、こうでもない」とトライ&エラーを繰り返すことは、算数における「外遊び(アウトドア)」の体験だといえるのではないでしょうか。頭の中だけでなく、自分の手を使って実際に確認をするのですから。昭和の時代のイメージなのかもしれませんが、暗くなるまで外で遊んでいてお家になかなか帰ってこない子どもたちがいました。何かを発見して、時のたつのを忘れてしまうほど熱中してしまう。算数でも、そんな体験を子どもたちに与えることができたら。『文の会式さんすうドリル図形編』は、そんな願いが込められた自信作です!じっくりとお楽しみください。

東大文の会式 東大脳さんすうドリル 計算編【単行本】

田中としかね (著), 小田敏弘 (著)

出版日:2019年3月21日

「できた!」という体験が、潜在能力を引き出します
「このドリル(東大脳さんすうプリント)で練習すれば、東大に合格できる力がつきますか?」と、ストレートにたずねられることがあります(笑)。「東大脳養成!」と銘打って学習指導を続けてきた「文の会」も今年でスタートから15年目になりました。もちろん小学生の頃ドリルに熱中していた教え子が、無事に東大合格を果たしてくれたという例は数多くあります。だからといって東大合格力が身についたという証明にはなりませんよね。けれども「文の会」での取り組みが、一つのきっかけになっているという自負があります。それは「自分はできる!」という自己肯定感を、生徒が手に入れているということです。その自信がなければ東大を受験しようとは思いませんから。生徒はみなドリルを通じて「できた!」という強い体験を味わってくれているのです。
「文の会」の使命は「生徒の潜在能力を引き出すこと」にあると思っています。潜在能力というのは、隠れていて分からないというものです。そもそも本人でさえ気づいていない能力なのですからね。「自分にこんなことができるなんて!」と生徒自身が驚きをもって体験することで、はじめてその能力が現れてくるのです。そこには必ず感動がともないます。だからこそ心に深く刻み込まれた自信につながるのです。
このドリルは解けるまで自分で試行錯誤を続けるための教材です。粘り強く何度も、数字を書き出してみたり、組み合わせてみたりしなければ、正解にはたどり着けません。あきらめずにチャレンジすることを覚えるための教材だと言えます。決して算数の解き方を覚えるための教材ではないのです。解き方を習って納得したとしても、達成感は得られませんから。
では先生の役割は何でしょうか?潜在能力を引き出すと言いましたが、文字通りの意味では生徒の能力を「引き出し」たりはできないと思います。上述した通り、潜在能力は自分で発見するものですから。生徒自身が「やったらできた!」と、感動を覚えることが重要なのです。そしてそのタイミングで「すごいぞ!」と、共感することが先生の最大のミッションなのです。
このドリルの一題一題にチャレンジすることが、潜在能力の発見をもたらすチャンスになるのだと心得てください。親御さんの役割は「やってみよう!」と促すことと、「やったらできた!」のタイミングでほめてあげること。ここにあります。そのためにこそ、問題のひとつ一つに達成を認定するシールがついているのですからね。ぜひ応援してあげてください。

東大文の会式・東大脳さんすうドリル 基礎【単行本】

本郷東大・文の会 (著), 田中 としかね (著), 小田 敏弘 (著, その他), 川下 隆 (イラスト)

出版日:2016年3月16日

「やればできる」ではなく、「やったらできた」です
「文の会(ふみのかい)式」の「さんすうドリル」も第三弾となりました。
おかげさまでご好評をいただき、更なるバージョンアップを図ることができました。
今回のドリルには「文章題」も加わり、難易度も必然的にアップしています。
これを「望むところだ!」とチャレンジできるお子さんを育てていくことが、われわれの使命です。
最近は「子どもはほめて育てるものだ」という思想が蔓延しているせいか、
結果も伴わないのに、とにかくほめなければいけない、やりもしないのに「やればできる」
とほめなければいけない、と何だか強迫観念のように「ほめ続けなくてはならない」
という風潮です。そうでなければ子どもの自己肯定感が育たない、というのですが…。
本当にそうでしょうか。
われわれ文の会でも、「自己肯定感」を重視しています。
「さんすうドリル」第一弾の巻頭言にもこう書きました。
“学力をぐんぐんと伸ばすことのできる子どもたちが、共通して身に付けている感覚。
それは「自己肯定感」だと思います。われわれはこれを「東大脳が作動している」
と、そう認識することにしました”と。
しかしながら、それはほめて与えるものではないと思います。
自己肯定感は周りが与えるようなものではないのです。
壁にぶつかって悩み、もがき苦しみながらも頑張りぬいて、
乗り越えることによってはじめて培われていくものなのです。
「やればできる」というのは、ほめ言葉にはならないと、われわれ文の会では考えています。
「やればできる」と言われて育った子どもは、自尊心は高くなるのでしょうが、学力は落ちるものだと、
長年の経験で確信しているからです。ほめるのにはタイミングがあります。
結果についてほめるべきなんです。「やればできる」ではなくて「やったらできた」のタイミングで、
ほめてこそ学力が伸びるのです。
ほめられることで自信がついたようにみえても、「みえた」だけでは意味がないではないですか。
確かな自信をつけるには、自分の努力が実を結んで、自分はやればうまくできる!
という感覚を永続的に持てるようにしなくてはなりません。
ほめられるだけでなく、そこには本人の努力が欠かせないのです。
お子さんがドリルにチャレンジして、頑張って文章題が解けたときには、
「本当に一生懸命に取り組んでいたね!」と、その姿勢をほめてあげてください。
「もっと難しい問題を解きたい!」と思えるように。
東大シール(今回はキラキラです!)を貼って、激励してあげてくださいね。

文の会式 東大脳さんすうドリル 図形編【大型本】

本郷東大・文の会 (著), 田中としかね (著), 小田敏弘 (著)

出版日:2014年3月18日(大型本)

「励まし」ながら「希望」を持たせて「体験」させる
子どもの能力がググッと伸びる様子を、教室で毎日見守っています。
そして経験上「その瞬間」には必ず感動がともなうことを知っています。
むしろ、感情が動かなければ能力は開花しないのではないか。
「文の会(ふみのかい)」では、そう考えています。
だからこそ、感動を巻き起こす教材とは何か?という問いかけを、日々飽きることなく繰り返し続けているのです。
その答えの一つがパズルである!と断言します。
論理的な考察と試行錯誤によって複数の条件をクリアしていくこと。これが算数パズルの基本です。
正解にたどり着いた時には「できた!」と声をあげて子どもたちは喜びます。
けれども「その瞬間」を迎えるために、絶対に欠かせないプロセスがあることを忘れてはいけません。
一つひとつ数え上げたり、図を描いたり、正解に至るまで試行錯誤を繰り返さなくてはならないのです。
あくまでも泥臭く、粘り強く、自分の手でやってみなくてはなりません。
この作業には「がまん」が必要だとも言えるでしょう。
うまくいかないのに頑張り続けるには、「もういやだ!」という気持ちと戦わなくてはなりませんから。
「耐える力」を鍛えることも求められます。
実は子どもたち以上にそばにいる大人の方が、えてしてがまんができないのです。
手を出さずに、口を挟まずに、見守ることができないのです。
私も親ですからその気持ちはいやというほどわかります。せっかく一緒にいるのに、
何のアドバイスも与えられないなんて…。いたたまれない気持ちで焦るようにフォローしてしまう。
これが親心というものでしょう。けれども答えを教えてしまっては元も子もありません。
成長の機会を奪うだけです。大人は子どもの体験を邪魔してはいけない。
このことはしっかりと意識しなくてはなりません。必要なのは「励まし」だけなのです。
「もうすこしだ!そうそう、それでいい!」子どもに希望を持たせる「言葉がけ」こそが重要なのです。
本書「図形編」は、文の会が毎日の授業で使っている「東大脳プリント」
のいわばエッセンスともいえる自信作です!
それは「この教材を使えば、必ず子どもたちに気づきがあるはずだ」という自信です。
どうか親御さんも、堂々と傍観?していてください。お子さんは必ずやりとげてくれますから。
そして正解にたどり着いたあかつきには、大げさにほめてあげてください!
そのための「東大金メダルシール」ですので。お子さんが晴れがましい気持ちになれるように、
仰々しくみんなの前で表彰してあげてください!親御さんの最大の協力のポイントは、ココですからね。

文の会式 東大脳さんすうドリル【大型本】

本郷東大・文の会 (著), 田中としかね (著), 小田敏弘 (著)

出版日:2013年3月21日

「指示」でも「強制」でもなく、「共感」を!
「東大に合格するような人って、そもそも勉強が好きなんですよね?」
こんな風に問いかけられることがあります。
確かに「勉強が楽しかった」という体験を持つ東大生は多いのです。
そこで自分たちが感じた「楽しさ」とは何だったのだろうと、あらためて考えてみました。
そしてこのことが契機となり「本郷東大・文の会(ふみのかい)」は設立されたのです。
「勉強を楽しいと思える頭」、これを「東大脳」と呼び、東大合格生の先生たちが
その養成に日々取り組んでいます。教室では、算数の問題を子どもたちに解いてもらいます。
けれども解き方を指示したりすることはありません。
ましてや何度も強制的に取り組ませることもありません。
教材が面白ければ、子どもたちは自分で勝手に解き進めていくものです。
われわれが意識し、最も大切にしていることは、
算数の問題を解くことを通して子どもたちが達成感を得ることです。
「できた!」という気持ちが「よし!次!」という意欲をわかせるのです。
学力をぐんぐんと伸ばすことのできる子どもたちが、共通して身に付けている感覚。
それは「自己肯定感」だと思います。われわれはこれを「東大脳が作動している」と、
そう認識することにしました。
自分のことを大切に思えるようになれば、「もっと学力をつけたい!」と心が要求するようになるのです。
「やった、できた!」という感動を味わうこと、そして「よかったね、すごいね!」
と共感してくれる先生がいるということ。この体験は一生の財産(=心の支え)になるということを、
われわれは知っています。子どもたちに「できる」喜びを伝えたい。
「共に考え、共に発見し、共に感動を味わおう!」これが「文の会」の教育方針です。
本書は、われわれが毎日の授業で使っている教材、「東大脳プリント」を原案としたものです。
めいろやパズルをはじめとしたゲーム性の高い問題ばかりを集めてみました。
解いていくうちに自然と計算力がアップしていきます。夢中になっているうちに、
いつの間にか計算のトレーニングが積めてしまう仕掛けです。
そうは言ってもドリルは簡単ではありません!けれども、親御さんは教えないで下さい。
お子さんは必ずやりとげてくれます。そして、自分の力で解ききった時には、シールを貼ってほめてあげて下さい。
全部で78問。解き終わるころにはきっと、「勉強が楽しいってこういうことか!」とわかるはずです。

本当の算数力

小田 敏弘 (著)

出版日:2010年7月15日

算数のできる子供は、できない子供と何が違うのか。
算数のできる子供は、何を考え、どう算数に取り組んでいるのか。
算数のできる子供は、算数から何を学び、何を身につけているのか。
そんな疑問に応える一冊です。
算数・数学を今勉強している人だけでなく、学校で勉強してきた算数があまり役に立たなかったと感じている人にも、
是非読んでほしい本です。
もちろん、ご自身のお子さんの教育ということも含めて、算数教育に関わる人にもぜひ。

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